SPSクランプレスシステム
版替え「ラクラクくん」
日本・EC・米国・台湾・韓国、特許実用新案取得済
既設機に取りつけるだけで準備時間を大幅短縮!
印刷工程の中で煩雑な版替え作業は、多品種少量生産がごく当たり前になった今日では、作業の効率化や生産性の向上を図る上での大きなネックになっていました。
そこで「より早く確実に、しかもリーズナブルなプライスで準備時間の短縮はできないものか?」という市場の皆様の声を汲み上げ、ファインテックでは、今直面する準備時間短縮の問題に一石を投じる画期的な版交換システム・・・SPSクランプレスシステムを開発しました。
SPSクランプレスシステムは現在お持ちの機械設備にわずかな改良を施すだけで懸案の版替え作業を効率化して準備時間を大幅に短縮。版交換に掛かる所要時間は1ユニット当たりわずか1分という短時間で、大幅な生産性の向上を達成。
さらに工具を使わず、力も必要としないなど作業者負担も併せて軽減し、作業環境の改善にも寄与します。
準備作業の効率化と、作業者負担の軽減、そしてトータルなコストセイビング・・・SPSクランプレスシステムは、まさにこれからの時代を見据えた画期的な版替えシステムです。
SPSクランプレスシステム、製品紹介動画
SPSクランプレスシステム「ラクラクくん」の特徴
準備作業時間の大幅な短縮を実現
画期的なSPSクランプレスシステムは、これまでの版万力方式に比べ、究めて簡単な作業で版交換ができ、従来のタイムロスの一因になっていた版替え時間を大幅に短縮!1胴当たりわずか1分で版替え作業が完了します。
高精度な位置決でスピーディーな見当合わせ
ピンシステムの採用により版の位置決め精度が向上。しかも、版の固定にはPS両面テープを使用し、版を確実に保持するために版の歪みの発生を抑え、印刷精度そのものも向上します。刷版は、既設の万力に咬えさせ、ピン基準で取付けるため見当調整は従来とまったく同様の方法で行えます。
究めてスムースな版替え操作
PS両面テープをセットするだけで、その後の版替え作業が工具を使わずに行え、その作業性はセミオート版替え装置に匹敵。これによりオペレーターの負担も大幅に軽減でき、生産性の向上とあわせて作業環境の改善にも寄与します。
3通りの使い方が可能なSPS
SPSクランプレスシステムは、ダイレクト版、PS版、および従来の版万力方式の3通りの使い方に、調整作業なしで対応します。
刷版の取付け手順
1.基盤の準備
2.刷版の取付け1
3.刷版の取付け2
これで刷版の取付けは完了です。
(ダイレクト版の場合には胴を一回転させるだけで版尻の処理は不要です。)
SPSシステム構造
- 基準ピン(OS.DS各1ケ)
- 咬え側刷版押さえ用バネ板
- 咬え尻用刷版押さえ用バネ板(但しPS版のみに使用)
- 事前に取り付けておくPS版(全面にPS両面テープを貼り付けたもの)
- PS両面強弱テープ
- 印刷用刷版(PS版又はダイレクト版)
PS両面テープの特長
- PS両面テープは、剥がれやすいよう背割れ加工を施した離型紙を使用し、ベースとなるPS版への貼り付けが容易で、作業性を高めます。
- 再版目的のための刷版剥離性と、印刷のための保持性を両立させたため、版を傷めることなく取り外しができ、版の再使用が可能です。
- PS両面テープは最適な粘着性を維持しながら高い耐久性を誇り、使用条件により異なりますが、おおむねダイレクト版で50版以上、PS版では100〜200版程度の繰り返し使用ができます。
胴仕立てについて
胴仕立ては、現在お使いの資材を元に、(a)刷版の厚さ+(b)PSテープの厚さ0.1mm+(c) ベース用PS版の厚さを加えて算出します。
このときの胴仕立て寸法が基準値よりも小さいときにはアンダーシートをベース用PS版の下に入れて、基準値になるよう高さを調節します。
ただし、アンダーシートを除いた胴仕立て寸法がメーカー推奨値を上回る場合は、SPSシステムはご利用できません。